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​タンギング

サックスの演奏に必要不可欠なタンギングについて解説します。

タンギングとは、音を切るという基本的なテクニックです。

サックスの練習にとって重要な基礎のひとつであり、タンギングのテクニックを持っているといないとでは音楽の聴こえ方に大きな違いが出てしまいます。

音の切り方は口で「トゥトゥトゥ」と言ってみてください。下が前歯の後ろに触れますよね?タンギングはリードの先端に舌が触れることによって、リードの振動が止まり音も止まります。

リードに触れる舌の位置は人によって様々ですが、下の先端から少し内側あたりでタンギングする方が大半です。

 

それでは実際にタンギングをやってみましょう。

目次

サックスの運指表

ロングトーン

 

​タンギング

 

スケール(音階)

 

 クロマチックスケール(半音階)

 ダイアトニックスケール(全音階)

​​

曲を練習するときのコツ

図の譜面は四分音符から徐々に間隔が狭くなるようになっています。

タンギングはリズム練習のひとつであるため、できる限りメトロノームを使用してください。

テンポは自分が確実にできるテンポからやっていきましょう。♩=60辺りから始めると良いかと思います。譜面に沿って「トゥートゥートゥートゥー」と力を抜いてリラックスした状態で吹いてみましょう。

タンギングのコツは

・口(アンブシュア)を極力動かさない。

・下の先端だけを動かす。

・力まない。

ことです。タンギングが思うように出来ない一番の原因は、力が入り過ぎてしまって舌が動かな区なってしまっていることが大半です。口で「トゥトゥトゥ」と発音する感覚で吹いてみましょう。

そして、もうひとつ重要な要素は「リードに舌が触れている時間」です。

タンギングの表現方法によって変わりますが、

・リードに触れている時間が短い=音の発音がハッキリして、歯切れが良い

・リードに触れている時間が長い=音の輪郭がボヤけ、音の歯切れが悪い

ということになります。

連続してタンギングするフレーズや、速いテンポの曲の場合は特にリードに触れている時間を短くすることを意識しなければ、曲のテンポに自分の演奏がついていけなくなってしまうので注意しましょう。

​短い音を出すタンギング練習

次に短い音を出すためのタンギングに挑戦してみましょう。

​タンギングの仕組み自体は一緒ですが、音の出ている時間を短くする必要があります。

​短い音を出すには、ダムのように水(息)を常に圧力がかかっている状態で、一瞬だけ水門(舌)が開くイメージが必要です。先程のタンギングと同じく舌を動かし過ぎないことに変わりはありませんので、くれぐれも唾を吐くように「ペッペッ」とタンギングしない様にしましょう。

タンギングにおいて、舌を動かし過ぎてしまうとピッチが変わってしまい「オェッオェッ」の様なとても格好悪い音になってしまいます。数多く練習をするよりも、一回一回のクオリティを最大限にしてじっくり練習してみましょう。

​次は苦手な方も多いでしょうスケールについて解説していきます。

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